マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
さっきもそうだった……注文しないで、ウェイトレスをナンパしてくる人達が何人かいたんだ。


私も楓に言った様に絡まれたけど、寧央や弥紗や桑村君や荒井君が助けてくれたから何とか大丈夫だった。


だけど今は皆それぞれ接客中で、手が空いてる人がいない。


ここは自分で何とかしなきゃ……


「申し訳ありません。ご注文が無いのでしたら、失礼します」


思いっきり引きつりそうな顔を頑張って笑顔にして、その場を離れようとした。


ところが……


「えーー、もう少しお話しようよーーー」


「キャア……ッ!!」


ヤバイ…!
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