マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
その瞬間、その場にいた全員が見事に揃って頷いて――――…


「な……なんかよく分からないけど………」


「メガネ無しの十六夜君、メッチャカッコイイーーー♪」


フリーズ状態が解け始めた女子が、一斉にオレに向かって突進して来た。


ハッ!?オイマジで!?


「ねぇアナタ、本当に十六夜君!?さっき超カッコ良かったよ!!」


「メガネかけてなくても見えてんだ?じゃあなんでメガネしてたの?」


「ちょっとアンタジャマなんだけど!!」


今まで殆どかかわり合いになった事が無い女共が、ギャーギャー喚く喚く。


ウ…ウルセェ!
< 408 / 431 >

この作品をシェア

pagetop