マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
突然の出来事に上擦った声を発すると、幹居はキッとマユゲを上げた。


「バカげてなんか無いよ!十六夜君鼻高いし肌男の子なのにツルッツルだし……カッコイイと思う!!」


そこまで言って、自分を取り戻して真っ赤っ赤になる幹居。


「ごめん………私ったら何言ってんだろう……//////」


俯いて抱えてる荷物に顔を埋めてる幹居に、一瞬ドキッとした。


初めてだ……カッコイイって言われたの。


小学校時代………メガネをかけて無かった頃は、しょっちゅう言われてた。


だけれど中学校に上がってから言われたのは、幹居が初めて。
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