マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3
非常に意味不明なやり取りをした2人は、それぞれの想い人の所にダッシュ。


「おはよう寧央」


「あっ、おはよう康生。髪、ちょっと寝グセ付いてるわよ」


長峰が康生の髪をチョチョイと直し、遥玖は細石に話しかけていた。


「細石、英語で分からない所があるんだけど、教えてくれね?」


「えっ?いいけど………十六夜君や桑村君の方が頭いいと思うよ?私でいいの?」


うん、細石、遥玖は君がいいんだよ。


何てったって遥玖は絶賛君に片想い中だからね。


「あの2人もよくやるわ……着いてけねぇ」


苦笑して、前を向き直した。
< 72 / 431 >

この作品をシェア

pagetop