黒の溜め息
朝から
「……あっ、」
朝の光には不釣り合いな声が、カーテンを閉め切った部屋に響く。
それはまだ幼い少女のモノで、今だベットには二人の膨らみがある。
片方は、今作の主人公であり、先程の少女に艶やかな声を出させた張本人である男のだ。
「…………………」
無言だが、隣に横たわる少女の首に薄い自分の唇を押し付ける。
また上がる声に、閉じていた瞳を少し開き笑みを浮かべた。
さあ、主人公は犯罪者となるか。
そこもお楽しみいただけたら。