『僕』が交した約束
心が、荒れてる・・・
嫌な感情が、思い出される
『何で俺が・・・』
『他の誰かが怪我すれば・・・』
『死ねばよかったのに・・・』
「・・・違う。そうじゃない
俺は・・・、そんなこと・・・」
静かな病室では
嫌なことばかり考えてしまう
俺は自力で車いすに乗り
外へと出る
もう夜に近いので
少ししか人がいない
寒い風が、俺に吹きつける
「この足が治っても・・・」
俺は、サッカーには戻れない
じゃあ、何が出来るんだよ
サッカーしかない俺に
他に何が出来るって言うんだよ・・・
そんな俺の耳に聞こえてきた
綺麗なピアノの音