『僕』が交した約束
指の上に、
楽譜の束を置かれた
置かれたというか、
もう、指の感覚がない・・・
どんだけ
強く叩かれたんだ
あまりの痛みに
その女、刹那?を睨みつける
すると、いかにも怒っている
女が、ピアノの前から
俺を遠ざける
「ちょっ・・・!
何動かせてんだよ?!
っつーか、何怒ってんだよ!」
怒鳴りながら
女を睨む
すると、
女は口を少し開けて、
何かを話そうとした
「・・・・・・なんだよ?」
女は、小さく呻いて
紙とペンを取り出した
・・・何か書いてる?