『僕』が交した約束
そんな心配、いらない
情けなくなるからやめろ
嫌な感情を押し殺して
一緒に講堂を出る
「それにしても良かった、
侑斗が元に戻ってくれて・・・」
「えっ?」
「1時期は私と逢うこと
嫌がってたんだよ?
すごく寂しかったんだから」
「・・・そうなのか」
自分の本当の気持ちは
どっちだったんだろう
嫌っている俺
迎え入れる僕
アイツなら・・・
川下ならわかるんじゃないか?
そう思って彼女を帰らせて
川下を探す
すると【雨宿り】という場所にいる
川下を見つけた
「・・・いた」
「あ、侑斗じゃん。
どうしたの?私に会いに来た?」