『僕』が交した約束



ピアノを弾きながら

こっちを見て話す川下



見なくても弾けるんだなとか、

関係もないことを考えながら

俺は頷いた



「【雨宿り】で逢った時には

 もう気付いてたんじゃない?

 確かめに来たのは・・・忘れたものを

 全て思い出したかどうかって所?」



「・・・よくわかるな」



「でしょ?

 私にわかることは全て話す」



川下は俺のこと全て

きちんと話してくれた



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