『僕』が交した約束



自分の病室で、

1人体の痛みに耐える



動こうとしても

いろんなところが痛い



喉、だけのはずなのに

こんなの・・・おかしい



1人、苦しんでいると

病室のドアが開いた



「刹那・・・

 ちょっと話せるか?」



聞き覚えのある声



さっきまで考えていた

最悪の男の声



私はドアのところにいる

車いすの男を睨みつけた



「・・・?何か怒ってる?」



とぼける気!?

最低だ・・・



私は紙に〔帰って〕と書いて見せた



「どうしたんだよ?

 俺、何かしたか?」



約束破ったことを

ないことにする気だ・・・



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