『僕』が交した約束



「それは・・・前に言ってた

 病院の女の子?」



〔ちがう 新しい子〕



「そう・・・

 刹那、ごめんね・・・」



楽しそうに微笑む刹那に、

私は何も言えなくなる



すると刹那は黙って紙に

何かを書き始めた



そっとその紙を見せてくる

その紙には、こう書かれていた



〔私死ぬの?〕



「・・・っ!なんで・・・」



〔わかる いつまで〕



涙が出た

この子は・・・

自分の運命を受け入れている



わたしよりも、ずっと強い



「・・・ずっと、言えなくて・・・

 もう、1か月生きられるかどうか」



こんなことなら、

もっと早くに言っておけばよかった



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