『僕』が交した約束
「こんにちわ。
すこ~し、話してもいいですか?」
知らない女が、
部屋に入ってきた
「・・・悪いけど、
今はそんな気分じゃ・・・」
同い年くらいの、
黒髪の女は俺の話も聞かず
椅子に座った
「私の名まえは、川下美弥。
新しく入ってきた人が
同い年って聞いたから・・・
あなたの名まえは?」
赤い目で、聞かれる
「・・・・・・・・・」
「・・・言いたくないなら
言わなくていいけど・・・
そんなにサッカー出来ないのが
悲しいんだね・・・」
傷ついた右足を見ながら言う
「・・・お前には関係ない。
何の用だよ・・・?」