『僕』が交した約束
私達は、刹那のお葬式には
呼ばれなかった
友だちとも違う私たちの関係は
お葬式に呼ばなくていいと
判断されたみたい
私は、そのことに怒り狂ったけど
侑斗は何も言わずに一時退院をした
私は刹那の手紙を侑斗に渡し、
私の電話番号を書いた紙を
一緒に持たせた
「・・・このことは、私が小説にする
話したいと思ったら、
電話かけてきてくれない?」
私は侑斗に、それしか言えなかった
2人の間に
私は無理やり入ろうと思わない
侑斗が話せないなら
このことは書かない
そう決めて、
侑斗からの電話を待った