Little-Noise―リトルノイズ―


「…ですから、このサウンドイヤリングを使うためには ━━」


退屈だなー。

だいたい使い方やら何やら一年の時に教わったってのに……


滋瑠は退屈しのぎに寝ようかと思っていると、


ドバァァァアアァァアッッ━━


突如に凄まじい爆発音とともに爆風で教室の窓ガラスが割れる。


俺は何とか風で飛ばされるとは無かったが、
皆は無事なのか?


と、俺は周りを見渡すがガラスで体を切っている者はいるが、風で飛ばされた者はいなさそうだ。

流石にこのEクラスに選ばれただけはありそうだ。


……って感心してる場合かっ!!!


一体、何が起きたっていうんだ…


すると、何処からか襲撃者だ!!という声が聞こえた。


……襲撃者?

何のために?


考えるのは後だ。


さっさと逃げないとな。



俺は無言で錬太郎と未來を見、合図する。


錬太郎は未來をかばって顔を切っているが大した怪我じゃなさそうだ。


俺達が先に教室から出ると次々とEクラス他の生徒も出てくる。


とりあえずこの状況を調べないとな。
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