Little-Noise―リトルノイズ―
メイドさんが持っていた銃が宙に浮いた。
そして左右に銃が分身したかの用に何丁もの銃が姿を表した。
「…なん、だ…それ…」
「私の音は映写。つまりは物質をいくつも作り出せるってことだ」
映写…
銃を写し出して増やしたってことか…
パッと見て20ぐらいあのでっかいのがあるな
「これならお前もかわせまい??」
くそっ。ニヤニヤしやがって
「さぁ??どうだろうな」
だから俺もニヤついてやった
強がりで……って何で俺はこうなんだよっ!!
「減らず口を…行くぞっ!!」
一斉に銃口が錬太郎の方を向く。
くるッッ!!!
「名付けて~ミラクルスーパー可憐な醒燐さまぁ~~ッ!!」
「………えっ!!?」
なにッ!!?
ちょっとそのネーミングセンス!!?
無さすぎってかもう0通り越してマイナスだろアレッ!!
ってそんなことッッ……
「……ガハッッッ!!」
一斉に錬太郎に向けられた銃により、
とてつもない銃弾の数を浴びる。
錬太郎が砂煙の中から吹っ飛んでくる。
「錬太郎ッッ!!」
未來の声だ。
吹き飛びされた錬太郎は何回も地面を転がる。
勢いが止まると未來が駆けつけてくれた。
「待ってて今、治してあげるからッッ」
「いや、大丈夫だ…後ででいい」
錬太郎は未來を抑えて立ち上がる。
「で、でもっ!!」
「わかってんだろ??俺はまだまだ本気じゃねぇ」
俺は精一杯の笑顔を未來に送った。
さっきのは油断したなー…
まさかのネーミングで……
まぁ次は大丈夫だろ
「Sound illusion bomb」