Little-Noise―リトルノイズ―
滋瑠said
…くそッ!!何なんだ!?
アイツ瀕死状態からまた強くなりやがった
「…おらッ!!!」
じゃきんっ!!
醒燐の槍が滋瑠の雷を帯びた刀を受け止め火花を散らす。
「…ふんっ!!」
ヤバい…押し返される!!?
「…くっ……!!」
「…飛びなよ sound ‘旋風乱舞’!!」
槍にびゅうびゅうと風が集まってる。
今にも飛ばされそうだ。
風は次第に台風のように大きくなりやかで槍に収まる。
「…名前の割には大したことなさそうだが??」
押し返しそうになりながらも声を振り絞りながら発する。
「…まぁすぐに分かるさ ハァッ!!」
なっ!!
ただ槍を振りかざしただけなのに防ぎきれな…
パキッ……!!
……ッッ!!?
ザァァァァァアッ!!!!
凄まじい醒燐の斬撃が校舎と共に滋瑠を襲った
校舎には鋭い亀裂が走りきれいに二つに分かれていた。
もう崩壊状態になっている。
「…知ってたか??
風は意外と鋭いってことを…な 」
滋瑠が瓦礫から出てくる気配がなかったので
醒燐はその場を後にしようとした。