Little-Noise―リトルノイズ―


メコの方に行かんとな…
先ほど爆発音が響いたからな……

まぁアイツなら大丈夫だと思うが…

一応、心配してやらんと…


クッ…
それにしても傷が深い…

醒燐は肩に手をおき傷を確認する。


これではメコの足手まといだなww…
くすくすっと笑いメコのもとに歩む。


「……たぁくっ!!何してんのよ、全くもぅ!!
さっさと出てきなさいっ!!し~ずる~」


何だ!?
アイツはだれだ!?

なぜ今ここにいる??

いや…それより私がアイツの存在に気付かなかった…??


「…だぁあっ!!うっさいっ!!!
俺は今、大事な刀を折られてヘコんでんだよっ!!」


滋瑠の手だけが瓦礫か出てくる。
手でしっしと追い払うしぐさをする


「…ムカッ さっさと出てこいってのが聞こえないのかねぇこの子は」

滋瑠の手が出ている瓦礫を思いっきりふんずける。
まぁそれは容赦なくドガドガと…
怒りで顔をひきつった笑顔で♪


「…い、いてっ 分かったっ、分かったから
止めとけってっ」


「……ったく少しぐらい休ませろよ…」
俺は隣にいるやつに向かってジト目を送る。

「…分かったからさっさと済ませるわよ」


全然、分かってねぇじゃねぇかっ!!!
< 45 / 58 >

この作品をシェア

pagetop