それでも僕は-Loving you is continued.-



最初に君に出会ったのは
仕事終わりの飲み会だった



「よ!龍也久しぶりっ」

そう言って声を掛けて
きたのは大貫智弘。

「おっ!久しぶりっ」

簡単な挨拶を交わして
俺は席に付いた。

「他の奴らも来てるの?」

「あ、うん。来てるよ
 ほら(笑)」

指を指した先には
女に絡んでる奴や
男に絡まれてる奴
年上女性に絡まれてる奴
などそれぞれ楽しんでいた

「ここは穴場だからね
 みんな楽しんでるよ」

ならよかったと言った俺に
大貫は酒を渡した

ここは仕事終わりの
ホストやホステス所謂夜の仕事に
就いてる奴らが集まる場所だ

「じゃあ龍也も楽しめよ」

おう。と返事をして
渡された酒を口にする

「っ…」

お店でも呑んできたから
ここでもはやく廻りそうだ

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