私だけの王子様




小さい頃に飼ってたわんちゃん、ポンタが死んであたしは何日間もふさぎ込んで学校も休むくらいだった。

だから、親ももうペットは飼わないって決めた。



なんかすごい偶然。
ポンタのこと思い出しちゃった。





牛乳を温めてテレビをつけてイスに座る。
すると玄関からガチャっとドアが開く音が聞こえた。

「ただいまー」

お兄ちゃんが帰ってきたみたい。

「おかえりー」

お兄ちゃんは仕事で疲れたのかソファにドカッと座ってあたしを見た。




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