幽霊さんの日常手記

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…私は今、かなり苛立っている。

「だ、誰あのイケメン!」

「うっそ、まさかの転入生!?」

「写メろっかなーっ」


『何で千尋がこんな女子受け良いのさ…』

「[知るか、煩いだけだろ。]」
『く…っ』

千尋の携帯を覗くなり、更に悔しくなるばかりだ。

だが、突然千尋はよく分からない奴に抱き締められる。


「ちーひろっ」

「うあッ!?」

『な、なな、』


これは所謂アレか、と動揺してしまう。
突如現れたこの茶髪の変人は、ギュウギュウと千尋を抱き締めて離さない。

周りの女子?嗚呼、腐海へ還ったよ。
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