幽霊さんの日常手記
Waking
『…ん、』
パトカーのサイレンやら人のざわつく音に目を覚まし、起き上がる。
辺りを見渡すも人の壁で何処に居るのか見えない。と言うか、私生きてる?
そんな事を考えてみるも、人の視線は私の後ろへ集中しているから可能性は無いだろうな。
ふは、と笑い皆様の視線の先へ首を動かす。
『ぎゃあす、これはこれは。』
なんつーか、暫くハンバーグ見れない。
これはアレだね。
飛び降りる
↓
第一次ぐっちゃ大戦
↓
通りすがりの車に引き摺られる
↓
第二次ぐっちゃ世界大戦
↓
ぐっちゃん
みたいな。
正直自分の死体を見ても何ら嬉しか無いので、さっさと立ち上がり人混みをすり抜けて行く。
気持ち悪いなぁ、何て呟いてみるも反応はゼロ
まぁ何というか、
今日から晴れて幽霊さんです。
空と私の心は曇天ですけど。