悪魔なヴァンパイア





青年は泡を吹いて気を失った男を投げ捨てた。


「使えない奴め。」


そう吐き捨て、残った2人に向かう


「や、やめてくれ…っ」


あんなのを間近で見たら誰だってヤダよね…


この状況でやけに冷静だなって思う


てか私がそっちの立場になってもおかしくない。


このままだとどうなるか…
私が助けないと助けてくれる人他にいないよねっ!?


いや…でも私になにができんだっ!?


「里夕。」


ーーーーーービクッ!!


「ソ…ソルテ……」


突然呼ばないでよっ!!

ただでさえビビリ…
……じゃなくて、驚きやすい体質なんだからっ!!




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