悪魔なヴァンパイア
「大丈夫じゃない?」
「大丈夫じゃない…って…」
「まぁ今日に限っては保証できないけどね」
「なんかさっきもそんなこと言ってたよね?」
「今日は満月だからねぇ〜」
「満月…いや、確かにキレイだったけどさ…」
「ん?関係性が見えない?」
コクリと正直にうなづく
「んー…。満月って人間じゃない人にとってはめんどくさい存在なんだよね」
「人間じゃない人…?」
「例えばヴァンパイアでしょー?後は天使とか…日本で言う幽霊とかお化けとかの類もそうだねっ」
「天使…存在するんだ…」
「もちろんっ。気づいてないだけで結構いたりね」
天使もソルテみたいに生活してるのか…
「満月の日に魔力がなくなるヤツもいれば、僕みたいに逆に増加するヤツもいる」