悪魔なヴァンパイア






「つまりソルテの気性が荒くなるのは満月のせいだったってこと?」


「それもあるよーっ。あとは血の匂いだったりね」


確か…


初めてソルテに会ったときは明るい人だった


でも…彼が撃たれてシャツが血に染まってからは
なにかがおかしくなっていた…


なるほど。今になって理解できたよ…


「ま、そんなわけで保証はムリー。」


「そんな……」


「でも大丈夫。あいつ興味なくなったらポイってするタイプだから」


…言われてみればそんなタイプにも見える


「……うん、信じる」


「そう簡単に今日会った人を信じちゃうのー?」


「ソルテのことだってその日のうちに信じたじゃん」





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