悪魔なヴァンパイア




「りーちゃんっ!!どこ行ってたの!?」


教室に入るや否や愛ちゃんが勢いよく話しかけてきた


「あはは…ちょっと電話が…」


誰からなんて聞かれたら厄介だし


「話は終わったの?」


ここは先に質問してしまう作戦で!!


「うん、まぁね…」


この言い方だとやっぱり告白か


そして振ったんだね、愛ちゃん…


「…まあそれは置いといてさぁ」


さすがモテる子は違うなぁ…もう次の話題にいくなんて…


「えーと…私が話聞いてなかった件?」


「そうそう!!」


元気よくそう言うと愛ちゃんは顔を赤くして小声で言った





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