悪魔なヴァンパイア





「それはそうだろ。なにを当たり前のことを」


首を傾げながら不思議な顔をする彼


当たり前って言われてもそんなこと知らないし…っ!!


「……じゃあ…やっぱり結婚はしなくていいんですよねっ!!」


「まぁな。」


「安心しましたっ!!やっぱり冗談で言ってたんですねっ!!」


思ったことを言った瞬間


青年は眉間にしわを寄せた


「…なぜそこで冗談だということになる?」


「…………え?」


想定外の質問にちょっとだけ動揺しちゃった…


この人ソルテのことよく思ってないみたいだし

「あいつと結婚するヤツは馬鹿だ」

とか言うと思ってたのに…



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