悪魔なヴァンパイア
寒気が生まれた
滅多に車が通らない裏道
この人に会ったことで忘れてたけど……
笑顔が消えているのが自分でもわかった
「…どうかしたか?」
突然の真顔を不思議に思ったのか首を傾げる彼
「…レアンさん……」
「さん付けは不要だ…なんだ?」
さっきの車が奴らだとしたら…
「レ、レアン…ごめんなさいっ!!本当にごめんなさいっ!!」
「な、なんの話だ?」
「…っ…絶対にルゥさんについて話しますからっ!!」
レアンにバレちゃだめだ…
「お…おい……っ…貴様…っ!?」