悪魔なヴァンパイア
もう…全てを投げ出したかった…
ずっとわかってた
みんな僕より先に死んでいくってことに
それでも里夕とは結婚したいって思った
『僕はフツウじゃないからさー』
僕と会った記憶がないって言ってたけど
『フツウってなあに?里夕もフツウじゃない?』
その言葉で幼い君を抱きしめたこともあったんだよ
「……レイル…」
本当に僕の人生を変える人間は似たようなとこがある
「君にも紹介したかったよ。僕の花嫁を」