悪魔なヴァンパイア





「なんでレアンが必死になってんの…」


「血は…っ!?まだもらってないのか!?」


眉を細めながら勢いよく顔を近づけてきた


「あ…当たり前じゃん。無理矢理もらえっての?」


「貴様…っ…自分の命がかかっているんだぞ…」


「だったら黙ってて…僕に死んでほしいってあれほど言ってたんだから。」


「それとこれとは話が別だ!!今すぐにでも…」


レアンが僕の腕を強く握った


「やめろ…まだ平気だって言ってるだろ。」


無意識に睨んでしまったらしい

腕を握っていた力が弱まった





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