悪魔なヴァンパイア




「だが…っ」


彼は伏し目がちに下を見た


「僕は不死身のヴァンパイアだよ?これぐらいで死んでたまるか」


「………例外もある……」


掴んでいた手を腕から離した


「大丈夫だよ。僕は有言実行タイプだから」


ワイシャツを整えボタンをかけ始める


心配されるのは慣れていない


「ねぇ…レアン。」


「……なんだ?」


不安そうに顔を挙げる


そんな彼とは対照的に明るい声を発した


「あはっ!!本当に僕のことが好きなんだね!!」





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