悪魔なヴァンパイア
そんなことあるわけないって否定してほしかった自分がいた
それなのにソルテは…
目を合わせずに沈黙を続けた。
それが答え……
私はこの人について行くべきじゃない
「ソルテ…ごめんなさい。」
「………っ!」
驚くソルテとは逆に笑顔を向けるボス
そんなボスに私も向き直った
「本当にいいのかい?」
無言で頷く
机にあった契約書
それにサインするのにもう戸惑いはなかった
「里夕!それにサインしちゃダメだ!」