悪魔なヴァンパイア
「あ…ありがとうございます…」
彼の手を借りて立ち上がる
とりあえず私は彼のおかげで助かって
つまり恩人ってわけで…
………
「あはは、いいってば」
疑問ばかりで悩んでる私に軽く答える彼
「い、いえ…っ!よくないですっ!」
とっさに出た言葉
だって、見ず知らずの人の為に命賭けれるっ!?
ピストルとか危ないのに…
普通できないでしょ…。
助けてとは思ったけどピストルあるとか知らなかったし…だったら車のナンバーだけでもとか…
あー、もうっ!
頭がごちゃごちゃするっ!
「本当にっ、ありがとうございました…っ」
私は深く頭を下げた
…というか自然に下げていた。