悪魔なヴァンパイア
「…ソルトレークが言っていた。」
やっぱり私は顔に出ちゃうらしい
「自分と結婚はしなくていい。でもこの会社はダメだ…とな。」
「どういうこと…?」
全てが突然すぎて頭がついてこない
「よくわからん。だが特に危害が加えられているわけではないだろう。」
再び私の顔を凝視してくる
「うむ。やはり問題はないな。」
それだけ言うと彼は踵を返した
「それでは我は帰るぞ。」
「……え?」
「なんだ?」
「いや…私を連れて行くのかと思って…」