悪魔なヴァンパイア
…可愛く育った……
一体何のことですか…っ!?
「す、すみません…っ!人違いじゃないですか…?」
別の意味の申し訳なさが飛んできた
この人が命を賭けてまで守ったのは…知らない女…
助かったからよかったものの…
「人違いじゃないよー?」
なぜかハッキリ言う彼
「…だから人違いですって……」
「間違うわけないじゃん。」
そして自信たっぷりなんですが…
「でも私…アナタの事…」
「聞いてない?」
「何をでしょうか…?」
これが正直な感想…誰に何を聞けと?
「んーっとね……」
話し始めようとした彼の優しい目が急に鋭くなる
………?
「あ、あの………」
突然黙り込む彼に問いかけようとした瞬間…