悪魔なヴァンパイア
助けてもらって申し訳ないけど…
この人、中二病かなにか?
痛い人ですか…?
「そんな…冗談……」
「本当に冗談だと思う?」
苦笑いの私に即答する彼
「…もちろん。」
そう答えると背の高い彼は私の目線まで下がって言った
「存在するんだよ…そういう生き物が…」
さっきまでの笑顔とは違う、急に真面目な顔……
「……うっ…」
彼に顔を近づけられて、ついつい後ずさりをする…
なんと…答えたらいいのか…
この人本気…?
「大丈夫。僕はいい人だからさ」
いい人……?
それって自分でいうもの?
………まぁ、実際に助けてくれたし…いい人には変わんないと思うけど…