悪魔なヴァンパイア





「信じてない顔だなぁ…」


「………」


信じる方がどうかして……るっ!?


私は目を疑った


「……な…っ!?」


「あ、やっぱ目で見て納得するタイプかー」


何をのん気に…っ


私の目の前にある状況


撃たれて大量出血していた血…


「血…血が…」


「うん、止まってる」


当たり前のような顔


「な、なんで…」


「だから人間じゃないんだって」


「そんなはず…」


「里夕、認めたくないのはわかるけど認めよ?だいたい生きてる時点で信じよ?」


うぅ………


…図星。


薄々わかってた…いや、完璧わかってた…でも信じたくなかった…


だって…


怖いもんっ!





< 36 / 273 >

この作品をシェア

pagetop