悪魔なヴァンパイア
「信じてない顔だなぁ…」
「………」
信じる方がどうかして……るっ!?
私は目を疑った
「……な…っ!?」
「あ、やっぱ目で見て納得するタイプかー」
何をのん気に…っ
私の目の前にある状況
撃たれて大量出血していた血…
「血…血が…」
「うん、止まってる」
当たり前のような顔
「な、なんで…」
「だから人間じゃないんだって」
「そんなはず…」
「里夕、認めたくないのはわかるけど認めよ?だいたい生きてる時点で信じよ?」
うぅ………
…図星。
薄々わかってた…いや、完璧わかってた…でも信じたくなかった…
だって…
怖いもんっ!