悪魔なヴァンパイア






「失礼ですよ…」


ちょっと笑われすぎて傷ついてくる…


「ごめん、ごめん…っ」


さっきよりは落ち着いたけど…まだ笑ってるよね…


「いやー…。里夕から魔法って言葉が聞けるとは…っ」


………はぁ…?


「魔法…って、そんなにおかしいですか?」


「別に…っ。いや、正しいもん」


だったらなんで笑うの…っ!?


「ただ…っ、里夕が魔法っていうと近くに妖精が浮かぶんだよな…」


「……顔と合わないとでも?」


「違う、違うっ。いい意味でっ」


やっと笑いが収まってきた様子の彼


「ファンタジーっぽいって思ってさー」


「…やっぱ顔に合わないんですか……」


「だから違うってー。」






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