悪魔なヴァンパイア
「あれ?怒んないの?反抗期?」
「いちいち怒ってたらキリないんで…っ」
と言いつつ、イライラしてる自分。
「里夕…大人になったねぇ。」
大人になったって…
「ただ疲れただけだと思います…」
「なんで…?疲れるようなことあった?」
……記憶力0かっ!
「ありましたよっ!誘拐されそうになったり、ヴァンパイアに会ったりっ」
「ヴァンパイアね〜」
突然立ち上がった彼はお茶を入れようとしてる私に近づいてきた
「…それって僕のこと?」
…………!!
「そ、そうです…」
「ヴァンパイアって信じてくれたんだ。それは嬉しいね」
ニコッと笑い腕を掴んできた