悪魔なヴァンパイア





「こっちに座ってー」


そう思った矢先に彼に席を勧められた


………っ!
ヤバいっ!早くも彼のペースに…っ!


「い、いえ…こっちは上座だから…一応お客さんのアナタに…」


些細な反抗


正直、上座とかどっちか知らないけど…


「上座……?」


「とりあえずアナタがこっちですっ!」


「え、あ…はい…」


勢いで押したら引かれた…


しかも敬語で…


「…えーっと…まずアナタの名前は?」


罪悪感に駆られながらだけど…

疑問に思ったことを聞いていこうっ!


よしっ!切り替えっ
私のペースにしてやるんだからっ





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