悪魔なヴァンパイア





今までずっと一緒に住んでて気づかなかった…私って…


いや、いつまでも変わらないと思ってたよっ!?

若々しいなって…っ!!


それが…まさかヴァンパイアなんて…


本当に何この展開…っ


「今日…誕生日なのに…」


なんでこんなことに…っ!?


今までで一番ありえない誕生日だ


そして人生で一番驚いてる日…


「あははーっ。」


「笑うな…っ!!」


「本当に言う機会がなかっただけだぞ?」


ルゥさんが変わらない声のトーンで話を進める


「あははー。で、実際のところはー?」


「…別にいいかなって。」


そのトーンのまま、あっさりと放った一言


「ルゥさん……」





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