幼なじみ
瑠璃と河原に行く時に僕は、考えていた。

(もしかして僕は、瑠璃の邪魔をしているのか?僕がいるせいで彼氏をつくらないのか?)

僕は、そっと瑠璃を見た。

(さっき瑠璃は、大好きな人から時計を貰ったって言ってたよな。そういう人がいるなら、僕はもう瑠璃のそばにはいない方がいいかも知れない。)

(幼なじみなんてずっと続く訳がないんだ。急には出来ないかもしれないけど、少しずつ離れて行こう。)

そんな事を考えていると、河原に着いた。

「和也。ここで座って見よう。」

瑠璃は、笑顔で僕に言ってきた。
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