幼なじみ
学校への道のりを歩いていると、

「おーい、ちょっと待てよ!」

後ろから声が聞こえた。
僕が後ろを振り向くと裕也が走ってこっちに来ていた。

「ふう、おはよう……。」

裕也は、瑠璃を見て言葉を途中で止めた。

『おーい、裕也?止まるなよちゃんと歩け。』

僕は、言葉と同時に動くのも止まった裕也に声をかけた。

「あの、裕也?」

瑠璃も裕也の様子に戸惑っていた。
< 134 / 192 >

この作品をシェア

pagetop