幼なじみ
「僕は、橋本さんの悲しむ顔は見たくないんだ。」

相原は、そこまで言うと瑠璃を抱きしめた。

「僕が君を守るから、僕は絶対に橋本さんを笑顔にするから、だから僕と……。」

(ダメだ、この先の言葉は聞きたくない。それに、今の二人の姿も見たくない。)

僕は、その場に居たくなくなりそっと場所を移動しようとした。
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