幼なじみ
「うーん、それは和也にしかわからないんじゃないかな?それより和也はいるの?」

『何が?』

「好きな人。」

瑠璃は、笑顔で聞いてきた。

『好きな人か……。いないなー、瑠璃はいるのか?』

「いるよ。」

その時、僕は少し悲しい気持ちになった。

『そ…そうなんだ。誰?』

僕は、自分の気持ちを隠すようにして聞いてみた。
< 37 / 192 >

この作品をシェア

pagetop