幼なじみ
知らない心
そして、ついに夏休みに入った。

『ふー………。』

僕は、クーラーの効いた部屋でテレビを観ながらくつろいでいた。

『こんな幸せな時間があるって最高だな〜。』

思わず独り言が出るほど最高の時間の使い方だ。

ブルブルブル………

机の上に置いてある携帯電話が急に震え出した。

『誰だよ、僕の幸せな時間を邪魔するのは…。』

僕は、ぶつぶつ文句を言いながら携帯を手に取った。
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