幼なじみ
『瑠璃の事?うーん……幼なじみかな。』

「そうじゃなくて好きなの?嫌いなの?」

『いや、別に嫌いじゃないよ。』

僕がそういうと母さんはため息をつきながらテレビの方を観た。

『おーい、何か言ってよ。』

僕が母さんを呼ぶと母さんは、

「もっと、自分に素直になりなさい。」

と一言だけ言った。
このあと、両親に何を言っても答えてくれなかったので諦めて自分の部屋に戻る事にした。
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