幼なじみ
(やっぱり、僕なんかと手を繋ぎたくないのかな。)

瑠璃の今の行動を見ながら僕は、そう思った。

「悪かったよ。機嫌直せよな。」

僕が軽く落ち込んでいると裕也と真希が後ろから追い付いて来た。

『ああ、怒ってないからいいよ。』

僕は、めんどくさかったので適当に答えておいた。

「ふーん、まあいいか。じゃあこっからは二人に別れて行動しよう。」

裕也は、僕の反応を無視して勝手に話しを進めていた。
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