幼なじみ
「ううん、なんでもないよ。それより他の店回ろうよ。」

瑠璃は、僕の手を取って歩き出した。

『わかったからそんなに引っ張るなよ。』

僕達は、また店を回り始めた。
店を回っている時僕は瑠璃の事を考えていた。

(なんか今日の瑠璃様子が変だな。なんでこんなにテンションが高いんだろう?)

僕がそんな事を考えていると、

「ちょっと、和也。聞いてるの?」

瑠璃の顔が僕の顔の近くまで迫っていた。

『うわあ!聞いてます。聞いてます。』

僕は、慌ててその場から離れた。
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