幼なじみ
「どうしたの和也?大丈夫?」

瑠璃は、心配そうな顔で聞いてきた。

『ああ、大丈夫。でなんだった?』

言ってから僕は、後悔した。

「やっぱり聞いてなかったんだね。」

瑠璃は軽く頬を膨らませながら言った。

『ご、ごめん…。』

僕は、素直に謝った。
僕の様子を見ていた瑠璃は、軽くため息をつきながら話しだした。

「だから、もうすぐ花火が始まるから河原の方に行こう。」

『あれ?もう、そんな時間か?』

僕は、ポケットから携帯を取り出して時間を見てみた。
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