† of Ogre~鬼の心理
「冷たいって……あのね、空が爆発したなんて意味わかんないよ? 死傷者が出たならともかくだけど、それもない。じゃあどうして僕らが動くのさ。
被害が出てたとしたらせいぜい、野菜とお肉と、蝙蝠くらいだしね」
「野菜? 肉? 蝙蝠? え? は?」
彼の疑問に答えてあげるつもりはない。
「今は惨殺体の捜査をしてるだろ? あれもこれもは僕の主義に反するよ。軽い遊戯ならともかくね、集中するならなにかひとつにだ」
言いながら、蝙蝠の目から一部始終を見ていた僕は矛盾しているがね、と心中自嘲する。
被害が出てたとしたらせいぜい、野菜とお肉と、蝙蝠くらいだしね」
「野菜? 肉? 蝙蝠? え? は?」
彼の疑問に答えてあげるつもりはない。
「今は惨殺体の捜査をしてるだろ? あれもこれもは僕の主義に反するよ。軽い遊戯ならともかくね、集中するならなにかひとつにだ」
言いながら、蝙蝠の目から一部始終を見ていた僕は矛盾しているがね、と心中自嘲する。